未分類

人脈作りは時間や手間がかかる は間違い 5分でOKです!

投稿日:2019年12月20日 更新日:

・5分間で出来るかどうか判断するのがコツです

人間関係を構築していく上での悩みの多くは、相手をいかにして見極めるかです。

出会った人と、この先のお付き合いを深めていくべきか否か――。その判断が上手くいかないと、人脈作りを進めていくにつれ、人数が増えるばかりで質の低下を招いてしまいます。

悪いことに、内向型タイプは、人付き合いの経験値が低いので、その見極めに慎重になり時間をかけ過ぎてしまう傾向があります。

しかし安心してください。良質な人脈作りを行うために、多くの時間や手間をかけて、相手を見極める必要はありません。一定のルールに従って機械的に選別していくことが可能です。というか自動的に選別されていきます。

そのルールの源泉となるのが、世界的なベストセラーにもなった著書である、

アダム・グラント著、『GIVE&TAKE』「与える人」こそ成功する時代

です。

ルールを理解する上で必要ですので、この書籍を読んでいない方に向け少し内容を紹介します。

まず、世の中の人間の行動スタイルを3つのタイプに分けて考えています。

・ギバー(与える比重が大きい人)

・テイカー(受け取る比重が大きい人)

・マッチャー(与える量と受け取る量がプラマイゼロ)

これらによって人間関係は形成されており、どの属性の人が成功しやすいかを研究したものです。

詳しくは書籍を参照していただくとして、大きな結論は「短期的にはテイカーが有利に働くが、長期的にはギバーが成功する」としています。

(マッチャーはそこそこの成功や、そこそこの失敗に留まります)

ただし、ギバーには2種類あって、トップギバーボトムギバーに分かれると分析しています。ボトムギバーは相手を見極めずに誰彼構わず、知識、情報、時間、財産を与えてしまうので、結果的には良い成果を出せないとしています。単なる自己犠牲の無償奉仕ではダメだということです。

逆にトップギバーは、人間関係の中でどのようにギブしていくことが正しく有効かを判断し、より良い人間関係を構築し成功していくのです。

では、どのようにすればトップギバーのになれるかの見極めの助けになるのが、「5分間ルール」です。

シリコンバレーのネットワーカーである、アダム・フリン氏が提唱している、

「5分間の親切」を参考に組み合わせました。

適切なギブを行う条件として、

・何か相手のためになる事を行うチャンスが、今、目の前にある

・それらを行うのに5分間以内で出来る事である

この2点を効果的なギブを行う条件としました。

今、目の前に助けを求めている人はいない場合は、意識して探す必要はありません。既存の友人、知人、初めて会った人も含め、「その人にために出来ることがあるか否か」を判断して、「ある」と感じたら、その行いは5分以内に完了出来ることかどうかのフィルターをかけます。

そして、可能であれば即行動します。上記2点が揃った時点ですぐに行動するのがポイントです。

ここで勘違いしてはいけないのは、5分間で出来る事を、後で行う意味ではありません。軽い頼まれ事を安請け合いすると、時間の経過とともに面倒になり、「後でしなければならない」というストレスがかかります。

あくまでも行動を起こす起点は、「今から」であり、5分後には完了しているという状況です。

大きな効果として、自分、相手双方に心理的な重荷がなく、助けられた相手にはキチンと「何かを与えられた印象」が残ります。

そして、与えられた人の心には、何かしてもらったら何かを返したいという「返報性の法則」が働き、その後の良い関係性を築くことにつながります。

更にこの2点を条件にする利点は、人付き合いの経験値が浅い内向的なタイプを自覚する人でも、迷わず行動に移しやすい点です。

 

・トップギバーになることで効率的な人脈作りが出来る

先述の「5分間ルール」ですが、必ずしも5分間である必要はありません。「3分間ルール」でも構いません。要は、明確な基準を決めておくことです。明確な基準は、行動するにあたり後押しする力であり、あなたの背中を押してくれます。

5分以上かかりそうな事案では、「断る」「引き受けない」「提案しない」の判断できるので、自分の時間、財産等のリソースを失う事はありません。

「この人は人にとって後々役に立つかどうか」「ここで頼み事を引き受けておけば後々お大きなリターンが見込める」のように、損得勘定で人を見るテイカーの視点で人間関係を築いこうとすると、時間もかかるだけでなく、長期的な成功につながりません。

はい、提言します。

相手が自分にとってどんな関係性があるかは無視して、「5分間ルール」に照らしてOKなら、あなたの持っている資源(リソース)からどんどんギブしていきましょう。

もちろん、「ありがとう」の言葉も無く、何も返してくれない相手もいるでしょう。そうれはそれでいいじゃないですか。気にせずトップギバーの属性で行動していけば、長期的には必ず良い関係性の人脈作りにつながっていきますので。

-未分類

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

あなたを幸福にする人脈作りとは?人によって違ってきます

・目指すべき人脈作りの理想形を知る ここでは、あなたが目指すべき人脈作りの理想形を定義します。 あなたの周りに、「職場の人間関係が良くなくて悩んでいる」といった人はいるでしょうか? 知人から恋愛相談さ …

人とつながる人数は多ければ多いほど良い は間違い

・異業種交流会やイベントへ多く参加するのは意味が無い 人脈作りの方法として、多くのイベント、交流会、座談会、懇談会等への参加を思い浮かべますが、それが実際にとても役に立っていると感じたことが私はありま …

内向的 コミュ障 口下手な人は人付き合いが不得手 は間違い

・内向的なタイプの定義は何? 一般的には、内向的な人は人との付き合いが苦手だと言われています。 この記事を読んでいるあたなは、何らかの形で人間関係で少なからず悩み、自分のコミュニケーション能力に不安を …

外向型セールスマンは成績が良いは間違い!最も成績が良いのは?

・魅力がなければ人は集まらない?ーいいえ、人脈づくりは技術ですー 私達は学生時代を含め、「内向的であるのはあまり好ましくない」という一般的な価値観にさらされています。 自分は内向的だと自覚のある人は、 …

内向的人間向けの人脈作り 外交的に変わる必要はありません

・内向的&人見知りだからこその気づき 突然ですが、私は10代の頃から人付き合いや、人との会話が得意ではありませんでした。むしろ苦手という表現のほうが適切だと思います。そして現在、いい大人になった30代 …